一生懸命節約してるけど、お給料も少ないしいつもギリギリ。
子供との生活は幸せだけど、今のままで本当に大丈夫かしら?
シングルマザーは日々忙しく、なかなか将来の事まで考える余裕がありませんよね。
でも、本当にそのままで大丈夫ですか?
今のままの生活を送った場合、将来どうなるか具体的に考えたことはありますか?
について書いていきます。
この記事を読んで、未来を変えたいと一人でも多くの人が思ってくれたら嬉しいです。
シングルマザーの老後は厳しい
皆さんは老後の資金について考えたことがありますか?
年金のことを調べても、夫婦2人子供2人のモデルケースで計算されていて参考にならない場合も多いですよね。
年金っていくらもらえるの?
答えは月6万5千円です。
*母子家庭の平均年収で厚生年金に40年加入していた場合はプラス5万円。
*離婚時に年金分割をしていた場合も増えることがあります。
え?それだけ?という声が聞こえてきそうですが、その通り。
たった6万5千円で生活しなければならないのです。
恐らく今後年金の受給額は減ることはあっても増えることはありません。
えー!じゃあ教育費で精いっぱい、貯金なしだったら一生働くってこと!?そんな悲鳴が聞こえてきそうです。
一生働ければまだ良いですがもし老後に働けなくなってしまったとき、誰が面倒を見てくれるのでしょう?
お子さんですか?
現在30代男性の年収の中央値は約300万円。
人口減少や円安、長期化するコロナの影響で若い世代がこれから豊かになる未来はあまり想像できません。
自分の家庭を持てるかもわからない世の中、親の世話までする余裕があるでしょうか。
せっかく苦労して子育てを終えても、その先子供と自分に明るい未来がなかったら辛すぎますよね。
じゃあどうすれば良いの?
その答えはズバリ、家計を強くすることです
家計の3本柱を強くしよう
・収入(入ってくるお金)
・支出(出ていくお金)
・貯蓄(持っている財産)
家計は大きく収入、支出、貯蓄に分けることができます。
家計を強くするには、収入、支出、貯蓄を少しずつ多くすれば良いんです。
たったこれだけです。
え?そんな目新しい話じゃなくない?と思った人もいると思います。
そうです。当たり前の事なんです。
でも残念ながら、シングルマザーはこの柱がどれも細くて今にも倒れそうな家計が多いという現実があるんです。
平均的なシングルマザーの家計は火の車
平成28年度全国ひとり親世帯等調査によると、母子家庭の平均就労収入は年間200万円です。
これは給与所得者の年間の平均給与441万円を大きく下回っています。
また、預貯金の額は50万円未満が39.7%と最多になっています。
子育て世帯はどうしても支出も大きくなりがちですので、
収入が少なく、支出は多く、貯蓄ができていないという、全てが平均を下回る悪循環から抜け出す事が出来ません。
働いても働いても楽にならないという悲鳴が聞こえてきそうですね。
収入、支出、貯蓄のバランスが良くないと、どんなに節約テクを駆使しても苦しい生活から抜け出す事は難しいんです。
そんなこと言ったって、子育てと仕事と家事とで精いっぱい。これ以上仕事なんて増やせないし。
大丈夫!今より収入、支出、貯蓄の3本柱をほんのちょっとだけ太くすればいいんです!
今よりほんのちょっとだけがポイントです。
例えば、
平均的シングルマザーのAさん
・月収18万
・支出18万
・貯蓄なし
総務省の調査によると、平均的なシングルマザーの家計は月収18万円、支出も18万円になります。
これが毎月収入+1万円、毎月支出-1万円になると20年後にはどうなるでしょう。
今から20年後のAさん
・月収19万円
・支出17万円
・貯蓄800万円(年利5%で運用)
子供が2人いても大学進学費用まで払ってあげられそうですよね
10万円は難しいけど1万円なら出来そう!と思う人も多いのではないでしょうか。
家計の弱点を見つけて強くしよう
さて、突然ですが、あなたの家計の弱みは何でしょう?
- そんなに使ってないのに月末になるといつもお金がない
- あ!今月結婚式があるんだった!ご祝儀貯蓄から取り崩そう
こんなことはありませんか?
いくら収入が多くても使ってしまっては手元に残ることはありません。
支出のコントロールは家計の3本柱の中でも1番大切です。
例えば、支出が弱点なのに一生懸命収入を増やそうとするとどうなるでしょう?
収入5万円アップだ!
収入が増えたんだら子供の習い事させてあげよう!コンビニでビールとおつまみ買っちゃおう!あ、新しく出たプチプラコスメ2色買いしちゃお!外食もして、お洋服も新しくして、、、
はい、5万円があっという間に消えてしまいました。
ほとんどの場合支出が弱点
収入、支出、貯金、実は3つ同時に取り組む必要はありません。
この中で一番重要なのは支出です。
支出を抑えていない家計はいくら収入が上がっても、いくら貯蓄しても最後にはゼロになってしまいます。
よく穴の空いたバケツにたとえられますが、
年収1千万円だろうが1億円だろうが、収入はいつも使い切って貯蓄はゼロという家計は山ほどあります。
実際、年収1千万円で金融資産を持っていない世帯は10%ほどというデータもあります。
まずは支出を見直して、将来のために貯められる家計を目指しましょう!
支出の見直し方法はこちら【これ以上は無理?家計が苦しいシングルマザーが見直すべき固定費9選】
ちょっとのことで未来は変わる
大金持ちになる必要はありません。
ミニマリストの仙人のような暮らしを送る必要もありません。
一攫千金を狙って投資や副業で大きく増やそうなんて考える必要もありません。
今よりちょっとだけ収入を増やして、
今よりちょっとだけ支出を減らして、
今よりちょっとだけお金を増やす努力をする。
これだけであなたの未来は大きく変わります。
もう定年まで10年しかないんですが。。。大丈夫です。
始めるのに遅すぎる事なんてありません。
90歳まで働かなくてはならない未来を、70歳で引退に変えられるかもしれません。
シングルマザーに無理は禁物
ここで、注意してほしいことがあります。
収入アップと貯蓄は今すぐ取り組まなくても構いません。
なぜならこの二つは、大きな時間と労力がかかるからです。
うまくいかないことも多いですし、壁にぶつかったり、悩むことも出てきます。
特に転職や副業には大きな労力が必要ですし、失敗したときに浪費家計で貯蓄がない状態であれば再起は難しくなります。
例えば今あなたが離婚したばかりで傷ついている。
家事と育児と仕事でいつもヘトヘト、子供と休日遊ぶ元気もないなら、まずはあなたが元気になることが先決ですよ。
自分の未来が想像できましたか?
このままではやばい!と思った人は、まずは支出を見直すことから始めてみましょう。